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キムチ大事典
キムチの栄養学

キムチのトウガラシとニンニクは深部細胞を減らしダイエットと成人病予防に効果

脂肪は動脈硬化、心臓病、肝硬変をも引き起こす
韓国の女子大生の方が日本の女子大生より多く食べても脂肪は少ない
日本の女子大生もトウガラシを食べてダイエットに成功


キムチのトウガラシとニンニクは深部脂肪を減らしダイエットと成人病予防に効果

高度経済成長による日本の豊かさは、人間の食生活に大きな変化をもたらし、それにともなって様々な副作用も生み出してきた。近年、老齢化の特徴であった成人病にかかる人の年齢が、ますます低年齢化しているのは、その最たる例といえる。

脂肪は動脈効果 、心臓病、肝硬変をも引き起こす
この成人病の発症原因の一つが体脂肪、深部脂肪の蓄積である。とくに、深部脂肪は内臓の周辺につく脂肪で、増え過ぎると脂質の体内処理に障害をもたらし、動脈硬化を引き起こしたり、高血圧、心臓病を招く。また脂肪肝や肝硬変の原因にもなる。

キムチに不可決のトウガラシの辛み成分であるカプサイシンは、体脂肪、深部脂肪を減らすのに大きな効用があり、女性の最も関心のあるダイエットに効くばかりか、成人病も予防するしてくれる。

ダイエットと不可分な関係にある脂肪と食生活に関して、ある日本の大学の健康科学センターの研究グループが最近、日韓の女子大生108人を対象に面 白い比較研究を行った。

韓国の女子大生の方が日本の女子大生より多く食べても脂肪は少ない
全員の体格を測定したところ、手の長さ、首の周り、腕の太さは韓国の女子大生の方が大きかったが、身長に対する体重、胸囲、座高の比率、体表面 積などはほとんど同じだった。また、皮下脂肪の厚さやその分布パターンにも大きな差はなかった。

ところが、一日の摂取栄養素量 は韓国の方が高い数値にもかかわらず、体脂肪総量、深部脂肪量 、体脂肪率はすべて日本の女子大生の方が、明らかに大きな数値を示した。これは、韓国の女子大生の方がたくさん食べているのに、日本の女子大生よりも体の脂肪量 が少ないことを示すものだ。

韓国の女子大生の方がたくさん食べても、体格や皮下脂肪の厚さは同じなのに、なぜ日本の女子大生の方が体脂肪総量 、深部脂肪量、体脂肪率が大きな数値を示すのか。同研究グループは、そこで日常的な食生活に注目した。

双方に決定的に異なったのは、トウガラシとニンニクの摂取量 だった。韓国の女子大生は、一日当りトウガラシを平均3・6グラム摂取しており、ニンニクは平均5・3グラムもとっているのに対して、日本の女子大生はトウガラシもニンニクも全くとっていなかった。このことから、韓国の女子大生が日常的にトウガラシとニンニクを摂取していることが、体脂肪総量 、とくに深部脂肪量が日本の女子大生よりも少ない、重要な原因の一つであることが分かる。

また、今年の夏、NHKテレビでやはり日韓の女子大生を対象に、トウガラシの成分であるカプサイシンのダイエット効果 を見る実験結果が報道された。

日本の女子大生もトウガラシを食べてダイエットに成功
この実験は、日本の女子大生に、韓国での一日の平均的なトウガラシの摂取量 である3・6グラムを毎日摂取してもらい、トウガラシを日常的にとっている韓国の女子大生には、トウガラシ抜きの生活をしてもらうというもの。

双方ともにこの食生活を10日間にわたりつづけてみた結果 、日本の女子大生は皮下脂肪に変化はなかったものの、深部脂肪は700グラムも減少し、ダイエットに成功したことが明らかになった。

この実験からも分かるように、トウガラシの辛み成分であるカプサイシンは、深部脂肪を減らし、ダイエットばかりでなく、やっかいな成人病の予防にも大きな効果 を発揮する。

次回は、キムチの抗ガン効果 と成人病予防について紹介します。